湘北地区社協健康福祉講座 2012年度-2 実施報告 食品の安全・安心 〜放射能について〜 (実施報告) 平成25年3月14日(木)午後1時30分から香川公民館において 神奈川県衛生研究所 林 孝子 先生 を講師にお迎えして、食品の安全と安心の観点から、 ・放射線や放射能の基礎的な解説 ・色々な自然界の放射線や人工放射線について ・大気圏内核実験や原発事故で放出される放射性物質 ・福島第一原発事故後から行ってきた放射能の測定調査結果 などについてお話して頂きました。 ・茅ヶ崎市内にある神奈川県衛生試験所では東日本大震災発生の翌日から ・空間放射線量率、降下物、大気浮遊塵、海水、 ・水道蛇口水、原乳、固形食品(肉、魚介、野菜、茶葉など) ・牧草、稲わら、堆肥 などについて、緊急時環境放射能モニタリングを実施している。 ・原発事故が発生した3月は空間放射線量率や降下物・大気塵、水道蛇口水中 の放射性のヨウ素・セシウム等の上昇が見られたが、1ヶ月後の4月中旬以降 は通常のレベルに戻った。 ・平成23年度に行った県内産食品中のヨウ素、セシウムの放射能検査では、 乾シイタケ、牛肉、茶葉の一部に規制値を超過した検体が見られた。 ・平成24年度からは新しい基準値で一般食品、牛乳、乳幼児食品、飲料水等を 検査しているが、基準値を超過したのは生シイタケ1検体(20検体中)だけで、 その他のほとんどが検出限界以下だった。 ・現在神奈川県内においては特別の防護措置が必要な高い放射線量は検出され ていない。 ・水洗や煮沸は野菜などに付着した放射性物質の除去効果がある。 ・インターネットから放射線に関する分かりやすい資料を入手できる 健康福祉講座「食品の安全・安心〜放射能について〜」講演会 (平成25年3月14日 香川公民館にて) |