掲題のテーマで2019年度の健康福祉講座を行ないました。
講義では、まず泌尿器のしくみや正常な排尿についての説明があり、次によくみられる尿トラブルの症状について、男女別に解説していただきました。
|
男性では、尿の出が悪くなる排尿困難の症状が多くみられ、主な原因となる前立腺肥大症について、薬物療法や外科手術など詳しくお話していただきました。
女性の場合は、尿が漏れやすくなる腹圧性尿失禁が多く、薬物や手術以外にも骨盤底筋を鍛える訓練が有効とのことでした。
|
また、男女を問わず頻尿の原因として多いのが過活動膀胱という病気で、神経系のトラブルが原因となるほか、前立腺肥大・失禁など他の病気とあわせて発症することもあるそうです。患者数は多く、70代の25%、80代以上では40%ちかくの方がかかっているそうなので、日頃からトイレが近かったり、がまんできない尿意を感じる事がありましたら、泌尿器科の受診をお考えになってはいかがでしょうかとの事でした。 |
|
今回の講座では、台風接近中にもかかわらず31名の方にご参加いただきました。開始時間が30分ほど遅れたため、お話のテンポが少し速かったのですが、複数の方々から「分りやすかった」とのご感想をいただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました |
|